にきびは毛穴の炎症

皮膚炎や湿疹など皮膚疾患には色々とありますが、その中でもにきびは他の皮膚疾患とは決定的に違うところがあります。それは、にきびは必ず毛穴に炎症がおきることです。

なぜ、毛穴に炎症が起きるかというと、毛嚢脂腺(もうのうしせん)系というにきびができやすい皮膚の毛穴と、皮脂腺の出口が一緒になっているからです。毛穴と皮脂腺が一緒になっていると、毛穴からにきびの原因となる皮脂が分泌されます。

ではなぜ、毛嚢脂腺ににきびができやすいのでしょうか?

そのためには、多少皮膚の仕組みを必要なので、簡単に説明させて頂きます。

まず、皮膚は外側から表皮真皮皮下組織と3層になっています。表皮は上から角質層、類粒層、有刺層、基底層の4層で構成されており、血管や神経は通っていません。表皮は、一番外側の皮膚のことで内部を保護する働きがあります。

その下の真皮には血管や神経、汗腺、皮脂腺などがあり、真皮の血管は基底層に栄養や酸素を送り届ける働きがあり、表皮細胞の生成を助けています。

基底層にはメラノサイトという色素細胞があり、それに紫外線が当たると大量のメラニンが作られます。メラニンは紫外線から肌を守りますが、シミやそばかすの原因になります。

一方、角質層は外部から皮膚を守る働きがあるのですが、その働きを終えた古い角質は垢となってはがれ落ちます。そして、この流れを、ターンオーバー(皮膚の角化)といいます。ターンオーバーは皮膚の新陳代謝のことで、だいたい1回で4~6週間かかります。