ケミカルピーリング

にきび跡に即効性があり、確実に効くとして話題のにきび治療法が、ケミカルピーリングです。

現在、多くの美容外科やエステティックサロンでも盛んに行われています。

ケミカルピーリングとは、AHA(アルファヒドロキシ酸)という酸を皮膚の表面に塗布し、新陳代謝の悪くなった角質層を剥離する治療法です。

しかし、ただ剥離するだけではありません。

ケミカルピーリングに使うAHA(アルファヒドロキシ酸)に含まれるグリコール酸には、肌に非常に良い働きがあり、真皮に浸透してコラーゲンを生成したり、細胞に活力を与えます。

グリコール酸・・・サトウキビからとれる酸で、AHA(アルファヒドロキシ酸)の中で一番分子量が少ない酸

AHA(アルファヒドロキシ酸)・・・乳酸、クエン酸、リンゴ酸、トリクロール酢酸、酒石酸などのこと。

グリコール酸は細胞の分化を正常にし、ターンオーバーを早めて肌の新陳代謝をよくします。新陳代謝がよくなれば、沈着していたメラニン色素が外に排出され、色素沈着が薄くなります。

また、真皮のコラーゲンを増やす働きもありますので、肌のくぼみが修復されます。

細胞の分化・・・基底層で作られた細胞が角質層に到達するまでに、様々に形を変えること

ピーリングには色々な酸が使われていますが、肌質に合った酸を選ぶ必要があります。

日本人の肌は比較的弱いので、強い酸を使うと炎症が起きてしまいます。

例えば、欧米で使われているトリクロール酢酸は刺激が強すぎるので、日本人には不向きです。

ケミカルピーリングの処置時間はだいたい30分くらいで、肌の状態を診察して、問題がないことを確認してから処置にかかります。具体的方法は下記のような感じです。

まず、ピーリング用の低刺激石鹸できれいに洗顔します。その後、濃度を調整したグリコール酸を顔に塗布します。少しピリピリとした刺激がありますが、痛みはほとんどありません。

塗った後はそのままの状態でしばらくおき、グリコール酸を皮膚に浸透させます。その後洗い流し、肌の状態を確認した後、ビタミンCローションでお手入れします。

ピーリングの後は紫外線を避け、お化粧は翌日まで控えます。

それ以外は特別注意することはなく、普通に生活してかまいません。

グリコール酸は作用が穏やかですし、各自の肌の状態を見ながら濃度を調節すれば、ほとんど炎症などの問題をおこすことはありません。また、真皮に浸透して働きかけますので、ピーリングをした直後よりも数日後に効果が現れてきます。